催眠状態を気功に取り入れてストレス解消へ

催眠状態とは身体は深くリラックスした状態のまま、意識は通常よりも深く集中している状態で、ある種の深い変性意識状態でもあります。

この状態に入ると外部からの刺激への受容性が高まります。
自分自身や周囲の刺激に対する意識を変化させ、集中力を高めたり、創造性を刺激したり、痛みの感覚を軽減することができるようになるようです。

また、自己暗示によって自分自身に影響を与えることができ、過去の記憶を呼び起こしたり、習慣や不安を克服するための自己改善に効果的に用いることも可能となります。

そして、このように催眠状態に入った人に、問題を解決するための自己改善のためのアイデアや指示を外部の人間が与えることで、心理的・身体的な問題を改善しようとする試みもあります。

これが催眠療法=ヒプノセラピーと呼ばれるものです。

喫煙や過食などの習慣を改善するために使われたり、不安やうつ病などの精神的な問題を改善するためにも使用されている手法です。

ですがヒプノセラピーは医療行為であるため、多くの国では医師免許を持たぬ者が行うことは許されておりません

また、催眠状態に入った後に暗示を与えることで患者が普段は封印していた過去のトラウマや不安を思い出してパニックに陥る危険性もあります。

こういった状況からも、ヒプノセラピーは必ず適切な専門家の指導下で行われるべきでしょう。

ヒプノセラピーはどんな人に適している?

ヒプノセラピーはさまざまな種類の心理的・身体的な問題を抱えている人に適していると言われています。
以下にヒプノセラピーが効果的とされる症状や状態をいくつか挙げてみましょう。

・ストレスや不安症状
・パニック発作や強迫性障害
・睡眠障害や不眠症
・慢性疼痛や頭痛

・習慣や依存症(たとえば、喫煙や飲酒、過食など)
・自己啓発やパフォーマンスの向上(たとえば、スポーツや音楽の上達、公演やプレゼンの準備など)

ヒプノセラピーが適さない人

ヒプノセラピーは正しく行えば安全で効果的な治療法とされていますが、特定の状態や症状を持つ人には適していない場合があります。

・精神疾患を抱えている人
統合失調症や双極性障害などの精神疾患を持つ人に対してはヒプノセラピーが効果的ではなく、逆に症状を悪化させる可能性があると言われています。

・適応障害や心因反応性疾患の治療を受けている人
適応障害や心因反応性疾患の治療を受けている人にも症状を悪化させる可能性があるためヒプノセラピーが適していない場合もあるようです。

・薬物乱用や過度のアルコール依存症の治療を受けている人
薬物乱用やアルコール依存症の治療を受けている人にもヒプノセラピーが適していない場合があります。これは薬物やアルコールが催眠状態に強く影響する可能性があるからです。

・薬物療法中の人
薬物療法が催眠状態に影響を与える可能性も高いようです。

上記のようなケースに当てはまる場合には、ヒプノセラピーを行う前に必ず医師や専門家に相談することが重要です。

催眠状態(深い意識状態)と気功を組み合わせて効果的にストレスを軽減させる方法

①催眠状態への誘導
気功技術を用いて深くリラックスさせながら催眠状態へとクライアントを導きます。
この状態では、脳波がアルファ波やシーター波に変化し、身体の緊張が大きく緩和されています。

②呼吸法の実践
呼吸法を実践します。正しい呼吸法によって神経の働きが交感神経優位から副交感神経優位へと切り替わり、心身のリラックスが促進されてストレスを緩和されます。
これによって、身体の緊張が更にされます。

③気功的アプローチを試みる
気功によって気の流れを整え、心身のストレスを解消していきます。
クライアントが催眠状態にあることで、気功的なアプローチがより機能しやすくなります。
理由はいくつか考えられますが、催眠状態で集中力が高まっているとクライアント自身も気の流れの変化や、効果そのものを感じやすくなるためだと思われます。

ただし効果には個人差があり、必ずしも望んだ結果を約束するものではありません。

まとめ

催眠状態という深い変性意識状態に入るとただそれだけで強いリラックス効果を得られます。
気功との相性もばっちりですね。

気功リトリートウィーンでは上記のようなストレス解消以外の施術でも催眠状態と気功とを組み合わせながら行う施術も可能です。

ご希望の方はどうぞお問い合わせください。

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