風の時代における生き方?新しい時代に成功するための5つのポイント

”風の時代”少し前からよく耳にする言葉ではないでしょうか?
知識や情報、想像力と言った目に見えないものが価値がある時代だと言われているようです。

つまりは“風”=知識や情報、想像力と言った目に見えないものが価値があるなのでしょうか?
そもそもこの”風”という概念はどこから来ているのでしょう?

私自身、この”風の時代”という言葉にはあまり明るくなかったのでこれを機に少し調べてみました。
長文を読ませた上に、最後にどんでん返しがあるかもしれませんがどうぞお楽しみください。

まずは“風の時代”とこの言葉のベースともなった古代ギリシャの自然哲学についてもう少し深堀りしていきます。

四大元素説と占星術

古代ギリシャの時代に発した自然哲学の考え方の一つに四大元素説というものがあります。

紀元前5世紀に古代ギリシャの哲学者エンペドクレスが提唱した「万物は四つの元素から成り立つ」という説です。

エンペドクレスは、地(土)・水・火・風(空気)の四つの元素が混合することで、様々な物質や物体が生成されると考えました。

そしてその考えは後の哲学者プラトンやアリストテレスへと受け継がれて様々な分野の学問へと波及しました

地、水、火、風のそれぞれの元素には特定の性質があると言われ
地は重く堅く、水は重く柔らかく、火は軽く熱い、風は軽く冷たいとされています。

これらの性質は物質の性質や変化に影響を与えるとされ、哲学的な説明や医学、錬金術などの分野でも採用され、それぞれに発展していきます。

その中で天文学を深めていくうちに、やがて占星術へと繋がっていきました。

天文学の世界でも天体が四大元素を支配すると考えられ、星座や天体の配置、また属性や相互作用が研究されていった結果、占星術の発展へと結びついたようです。

占星術では、星座や惑星の位置や運行に基づいて、人間の運命や性格、出来事、そして時代の流れなどについて予言されています。
そして、その占星術の中で提唱されたのが約200年ごとに変遷する、火、土、風、水の4つの時代のサイクルです。

木星と土星の大接近 
グレートコンジャンクションとホロスコープ

2020年12月22日、夕暮れ時に木星と土星が大接近するグレートコンジャンクションが起こりました。この大接近は約20年に1度起こる天文現象であり、木星と土星の2つの惑星が最も近接することを指します。

このグレートコンジャンクションは天文学的な現象であるにも関わらず占星術の世界では人々の生活に大きな影響を与える節目の時として、とても重要視されています。

そして2000年までの直近の約200年間はこのグレートコンジャンクションは土の性質を持つと呼ばれる牡牛座・乙女座・山羊座で起こっていました。

今までは土の星座の中で起こっていたグレートコンジャンクションでしたが前回の2020年12月22日に水瓶座で起こったことを機に、今後の約200年間は双子座・天秤座・水瓶座といった風の性質の星座の中で起こることになったのです。

前回のグレートコンジャンクション2000年6月2日のホロスコープ

♄土星(牡牛座の23.15度)と
♃木星(牡牛座の23.42度)
土の星座♉牡牛座で大接近

    まだ土の時代でした

⇓      ⇓      ⇓

2020年12月22日のホロスコープ

♄土星(水瓶座00.30度)と

♃木星(水瓶座00.31度)が

風の性質を持つ♒水瓶座の中で大接近

風の時代へ突入?!

20年に一度の大きな節目となる木星と土星の大接近グレートコンジャンクションが土の星座から風の星座で起こるようになったことで土の時代から風の時代へと移った、と占星術の世界では見ているそうです。

土の時代とは?

では土の時代とはいったいどんな時代だったのでしょうか?

四大元素の中では土の物質的な実在や現実的な面を表現します。
安定性や堅牢性を象徴し、形や構造を持った物質的な存在であることが特徴とされています。

安定性や忍耐力、堅実さ、現実的な視点、現実的な実用性、物質的な安全性、そして固定的な性質を持ちます。

そのような土の性質を持つ星座の中でグレートコンジャンクションが起きていた過去約200年間を土の時代と呼ぶそうです。

18世紀後半~19世紀前半に起きた産業革命が土の時代の幕開けとなりました。
産業革命をはじめとする工業化や都市化、近代国家の形成などが進展した時代です。

石炭や鉄鋼などの新しいエネルギーや技術が生まれ、工業生産が急速に発展し、都市化が進みました。
それに伴って人々も都市に移り住むようになったのです。

フランス革命やアメリカ独立戦争などをきっかけに、民主主義や自由主義が広まり、近代国家が形成されます。
産業革命は軍事技術の進歩を生み、軍国主義が台頭し、植民地主義も拡大しました

産業革命や近代国家の形成に伴って科学技術も急速に進歩し、教育の普及が進みました。

その一方では都市化に伴って家族や地域社会の関係性が弱まり、個人主義や利益追求が重視されるようにもなりました。
個人主義や利益追求の強調によって家族や地域社会の関係性が弱まり、社会的な孤立や不安も生まれた時代でもあったのです。

そして私たちは今、この土の時代に終焉を迎えて風の時代へ突入したと、西洋占星術の世界では見ているようです。

土の時代から風の時代への変移は人々の意識や価値観の変化を象徴するものとして、大きな関心を集めています。

風の時代とは?

水瓶座:”不要なものは全てぶちまけて身軽に、軽やかになっていく”の図(?)

四大元素説では風は精神的な側面や知覚的な側面を表現します。
自由な流動性と軽さを象徴し、変化に対する柔軟性を持った存在であることが特徴です。
直感力、柔軟性、創造性、自由な精神、流動的で柔軟な性質を持つとされています。

この風の性質を持つ星座の中でグレートコンジャンクションが起こるこれから先の約200年間を風の時代と呼ぶそうです。

未来は常に流動していて不確定ですから一概には決められませんが、西洋占星術の見立てに従ってこの先を読むとするなら軽やかで自由な時代を迎えることでしょう。

実際にここ数年の社会や世相の変化はすさまじいものがあります。

これはインターネットの発展やAIの登場により情報が爆発的に増加して人々が多様な文化や思想と接触することが容易になったためとも言われています。

知的探求やコミュニケーション、自由な考え方を象徴する風の性質そのものの現れですね。

そして西洋占星術の見立てに従うならば今後も益々この流れ動きは加速するはずです。
風の時代はまだ始まったばかりですから。

土の時代に持っていたものを手放して、自分の感性をより磨き、「自分らしく自由に生きていく」ことこそ風の時代では重要だと言われています。

風の時代で成功するために必要な5つの考え方

この風の時代をどういう考え方に基づいて生きていけば、自身が飛躍し成功する風の時代における生きやすいのでしょう?
ここでは西洋占星術的な視点に立って考察してみましょう。

①フレキシビリティー(柔軟性)
風の時代には、環境や社会情勢が目まぐるしく変化していきます。

そんな時こそ柔軟性を持って自己変革を進めることで事態は好転しやすいでしょう。常に自分自身を見つめ直すことや新しいことにチャレンジするチャンスです。

②ビジョン
いつの時代にも人生における目標や方向性を明確に持つことは重要になります。
ですが、目まぐるしく変化する時だからこそ、常に俯瞰しながら明確なビジョンを持つべきです。

向かう方向性が見えていないと、道に迷ってしまいます。
ビジョンを持って、それに向かって計画を立てて行動することこそ成功への第一歩となります。

③クリエイティビティー(創造性)
風の時代には自由で革新的な発想力や創造力が求められるともいわれています。
古い習慣や経験に固執することなく、自分自身の思考やアイデアを形にする創造性を持って新しいビジネスや社会の発展に貢献していきましょう。

④コミュニケーション
自由で流動的である風の時代だからこそ、人々とのコミュニケーションがますます重要になるでしょう。

独りよがりな自由を履き違えずに常に周囲とのコミュニケーションを大切にしながら相手のニーズや要望も理解し、互いの独創性を持ち寄ることでより大きな成功につながっていくはずです。

⑤レジリエンス(回復力)
新しく革新的な情報があふれる風の時代には、時に失敗や困難に直面することも増えるかもしれません。

そんなときに必要なのが回復力やストレス耐性です。
失敗を受け入れ再び立ち上がる力を持つことも、成功につながる重要な要素となります。

これらが西洋占星術的に見た「風の時代における生き方で成功するために必要な5つの考え方」でした。

これらの考え方を身につけることで、風の時代においても自己実現や成功を叶えていけるでしょう。

これからの時代、こんな人には気を付けて

①肩書きや権力ばかりに囚われている人
物質的、物理的な安定性や堅牢性が重視されてた土の時代では肩書きも重視される傾向がありました。

ですが時は経ち、既に風の時代です。
肩書や権力は自らを縛り付ける重荷となり、より窮屈なものとして感じられることでしょう。

相手への敬意や自尊心を持ちつつ必要以上に肩書や権力を重要視しないほうが賢明です。

②既成概念に囚われないこと
風の時代では、「自由な発想や柔軟な発想」が問われます。今まで「これでやってきた」という意識が強すぎてしまうと、この時世の早い変化についていくことはできません。

今までは今まで、そして、これからはこれから、という柔軟な思考が重要です。

③現状維持を良しとする姿勢
生物には恒常性維持機能という機能が常に働いています。生きていくうえでとても大切な機能でもありますが、現状に甘んじてしまうことも往々にしてあります。

ただずっと同じ状況下でいることは衰退と見做されることも出てくるはずです。
時代やブームは常に変化しているのです。

例えば昔は銀行や商社、大企業に入社すれば安泰だった時代がありましたが、今は大企業も早期退職者を募っている時代です。
既にAIは急激に進化し、それに伴ってテクノロジーの進化も加速度的に進んでいるため、求められる人材も変化しつつあります。

日々の変化の中に身を置いていると、その変化には気づきにくいものです。
だからこそ「同じままではいられない」ということを常に認識しておきましょう。

以上は西洋占星術で言われる風の時代を一般的に考察したものでした。

気功師からみた風の時代

私は占星術師ではなく気功師です。

そんな私からみると、占星術は先人たちの時代から気の遠くなるような膨大なデータを基に研究、分析の上で導かれた統計、ビックデータであると思えます。

これらの統計を基に傾向を読み取り、予測を立てることももちろん可能です。
学ぶべきところも非常に多いですし大きな敬意を表します。

ですが、同時にデータはデータであって常に例外は存在しており絶対的なものでもないとも思えます。

私たちには一人一人に視点があり、解釈があり、感じ方も見えている世界も人それぞれです。
そこには共通言語としての土の時代も、風の時代もないのではないかとすら思えてます。

土のような安定性も、風のような自由さも、水のような流動性も、火のような熱量も、いつの時にも必要ですし、同時にいつの時でも不要にすらなり得ます。

世相や流行にハックされるのではなく、自分にとって必要なものをその時々で見極めて、こちらからハックしていく方が賢明ではないでしょうか?

私たちの気功を学ぶ上でもギリシャ哲学は大きなウェイトを占めています。
この記事のテーマのベースとなっている四大元素説のことも学び、気功の中に取り入れらています。
そしてそれらの要素は必要な時にはいつでも引き出せるようにしてあります。

占星術に限らず、占いやデータは私にとっては実践するためのツールでありパーツです。

たとえば占いは色々なことを予測を導き出すすることができるでしょう。

ただし、占いからから導き出された解は当たり前ですが希望に沿うものばかりとは限りません。
占いは問題点を示唆し、占い師はアドバイスはくれるでしょうか、実際にそこから動いていくには自分ひとりで行動することが常だと思います。

ですが気功師ならば、導き出された予測をあなたの希望や望みに沿う形に動かしていけるようにサポートすることが可能です。
あなたの希望や望み、ビジョンに対して障害となっているものを取り除き、不足している要素を足していきます。二人三脚でビジョンに向かって動いていけるのです。

あなたの願望達成に向けて加速度的に動いていくためのお手伝いができるのも私たちの気功です。

そんな気功に興味をお持ちいただけたら是非ご一報ください。
ご連絡を心よりお待ちしております。

色々な要因で視野が曇ってしまってご自分の良さに気付けてないことありませんか?
そんな方の為の1本です。
PAGE TOP