気功と宗教の関係性
気功って宗教っぽいなあ
こういった声をよく耳にしますし、私も自分で学び始める前は何となく宗教っぽいというイメージを持っていました。
結論を先に言うと、当サロンで実践している認知科学をベースとした気功では宗教とは直接的な関係はありません。
認知科学をベースとした気功に信仰心は不要ですし、神も仏も教祖もいません。
むしろそういった宗教色やスピリチュアルな要素を極力排除し、結果として現れた事実に基づいて実践し続けている【ヒーリング”技術”】です。
また、個人の信仰を妨げるものでもありません。
気功師の中には様々な自分の信仰を持ちながら気功を実践している者も珍しくありません。
では何故、それでも宗教っぽいイメージが付きまとってしまうのでしょうか?
宗教っぽいイメージの理由
気功に宗教色がつきまという理由は幾つか考えられます。
①伝統気功の成り立ち
伝統気功は、道教、仏教、儒教など、中国の宗教及び医学や哲学などに基づいて発展してきました。そのため、伝統気功では宗教的な慣習や儀式に似ていると感じられることもあるかもしれません。
認知科学をベースとした気功も直接的には宗教とは結び付いていないとはいえ、こういった歴史を持つ伝統気功の要素も多く取り入れているため、なんとなく宗教っぽいイメージがついているのかもしれません。
また、気功には数多くの流派があり、伝統を重んじる流派では現在でも道教をはじめ、宗教的な要素を色濃く残し、大切に受け継いでいる流派もあるようです。
②伝統気功のイメージが強すぎる
残念ながら世間一般では気功といえば伝統的なものとして広く認知されており、そもそも「認知科学ベースの気功」の存在感はかなり薄いようです。
その結果、気功といえば伝統色を強く残した伝統気功のイメージが強く、それに伴って一部の伝統気功の持つ宗教色の強さを感じやすいのかもしれません。
③神秘主義的な慣習
気功の実践には、呼吸法や視覚化、マントラなど、一見すると神秘的に見える要素も含まれています。
これは、私たちの認知科学をベースとした気功でも多く含む要素です。
物質的な現実世界では目に見えにくいこれらの要素が、一部の人々にとって、神秘主義的なものとして宗教的なイメージを与えることになってしまっているのかもしれません。
④霊的な側面
気功は、体と心を調和させることで心身の健康を促進させることを目的としています。
この心身の調和が一部の人々にとって、霊的な体験や意識の変化として宗教のように感じられてしまうことがあるようです。
認知科学をベースとした気功の立ち位置
先ほど【宗教色やスピリチュアルな要素を極力排除】と書きましたが具体的にはどのように排除しているのでしょう?
たとえば一見すると霊的現象のようだったり、一般的な科学では説明できないような神秘的な現象を、脳が持つ認知機能に着目して、その視点から分析、および解釈しています。
ビジョンが見える
霊言が聞こえる
メッセージが下りてくる
神の気配を感じる
これらは全て私たちの脳が、受け取った何らかの情報を共感覚を用いて再現していると見なしています。
この辺りのお話は【認知科学をベースとした気功の肝】でもあって、かつ誤解を受けやすい部分でもあるので詳しくはヒーラー養成講座の中で丁寧にお伝えしていきたいと思ってます。
当サロンのヒーラー養成コースに更に興味をお持ちいただけたら、お問い合わせよりぜひご連絡ください。改めて個別にご案内いたします。
結論=グレー??
このように、認知科学をベースとする気功では宗教色や神秘性は極力排除の方向で実践していますが、一部伝統的な流派ではまだまだ重んじている流派も存在します。
一言で気功といっても流派によってまちまち、ということで、結論はグレーってことになるのかもしれません。
もしも気功を学びたくなったら、どの方向性の気功を学びたいのか、しっかりとご自身の希望を確認した後に、ご自身に合った流派の門戸を叩くことをお勧めいたします。